東京都 大島町

事業の背景 と 目標

東京都大島町は、昭和のはじめから「椿・あんこ・三原山」で有名な観光地としてピーク時には年間約90万人の集客を誇っていました。 しかし、伊豆大島近海地震や三原山大噴火、直近では平成25年の台風26号による土砂災害等々、自然災害が発生するたびに島内人口、観光客が減り続けています。 島内のマーケットが縮小する中で、“大島素材”を東京都内へ拡販する為、都内で売る為の商品開発及び販路開拓戦略を構築し、取り組みをスタートしています。

1st STEP – 戦略立案

商品戦略

“大島素材”ブランドを確立するにあたり、最初のステップとして大島素材をPRできる商品を開発。複数商品の開発から販売実績が生まれることで様々な消費者、事業者に大島素材ニーズが生まれると考えました。

販売戦略

素材を使った新商品が消費者の目に触れる機会を増やす為に商品開発及び販売のパートナーとして東京都内の事業者とマッチングしその販路活用を想定して商品を開発。また開発事業者が自社顧客への販売を想定して商品を作ることで販売が安定し、商流が継続しやすい事業とする。

戦略立案―大島町

2nd STEP – 商品企画開発

初年度は大島産唐辛子×近藤醸造(都内事業者)の醤油のコラボとして大島産とうがらし醤油を開発。二年目は島内事業者にて近藤醸造の醤油を使った商品開発を行いました。

商品企画開発1-大島町
商品企画開発2-大島町

3rd STEP – 販路展開

1年目開発の「大島産とうがらし醤油」は、初年度のテスト販売を経て近藤醸造の定番商品となり2年目より生産拡大に着手し、自社直売店及びイベント等で継続的に販売。また2年目に開発した魚商品は、開発元の大島の漁協より都内飲食店等へ拡販を実施。大島素材の新商品が揃うにつれて展示会への出展にもチャレンジしています。
販路展開―大島町