長崎県壱岐市
事業の背景 と 目標
海に囲まれ自然豊かな長崎県壱岐市には、壱岐牛・海産物・米・野菜など魅力的な食材が豊富にある一方、これまでは素材のままの出荷が殆どであり、加工によって付加価値を付けた商品の島外への売り込みが不足している状況でありました。こうした課題を解決する為、6次産業化を進めていく1つのビジネスモデルとして、島内で壱岐の豊かな食材を加工(調理)した「壱岐弁」(加工品含む)を島外へ販売することで壱岐の認知度アップを図るとともに、島内の雇用創出、所得向上につなげる「壱岐弁プロジェクト」を長崎県庁壱岐支局様JA壱岐市様、壱岐市様と連携のもと平成28年度の1年間実施しました。
1st STEP – 戦略立案
商品戦略 販売戦略
「壱岐弁プロジェクト」は、壱岐の認知度アップ、島内の雇用創出、そして島内事業者様の所得向上を目的とした取り組みであったため、第一ステップとしては下記のマトリクスの特に「②」を中心にしてスタート。
島内で一次加工を行うことで島内雇用増を目指し、最終工程は消費者が召し上がる寸前に調理することで「出来立て」の美味しさを提供する。
- ①島内製造で島内で販売
- (ex)門司港の焼きカレー
- ②島内製造で島外販売
- (ex)メンチカツ等の加工品を中心
- ③島外製造で島内販売
- (ex)メロンアイスパターン④島外製造で島外販売
2nd STEP – 商品企画開発
地域の力を結集して進める為に商品企画は『料理コンテスト』を打ち、島民から募集し52のアイデア(消費者との接点を増やせるような「出来立て【ワンハンド料理】)と、主体的に推進できる事業者が発掘されました。
またこの企画が地元紙で報じられ活動への理解が促進されました。
3rd STEP – 販路展開
「出来立ての【ワンハンド料理】」という手軽さを提供できる為、積極的にテスト販売を推進し平成29年度には展開を拡げる予定です。