6次産業化の成功の鍵とは

6次産業化の成功は「ブランド戦略」にあり!!

6次産業とは、農業や水産業など(第一次産業)が、食品加工(第二次産業)・流通販売(第三次産業)にも業務を展開することとされ、 このような事業化の多角化・重層化を6次産業化と言われています。 地域振興の機運と相まって、各地で6次産業化の必要性が叫ばれています。

そういった中、ここ数年、弊社におきましても6次産業化について自治体様等からのご相談が増えてきました。ご相談の内容で最も多いのが「商品(加工品)を作ったが売れない」というものです。背景をお聞きすると、商品開発の補助金が付いたので、特産農水産物で商品は作ってはみられたものの。。。というような内容が大半です。

では、なぜ、お金も懸けて一生懸命に作られた商品が売れないのでしょう?ひと言で申し上げますと、そこには「戦略」がなく、商品を作ることがゴールで、販路、顧客、消費者が不在な商品開発になっているからではないのでしょうか。

「六次化商品」は、商品特性上、どうしても大手の一般流通商品と比べ価格が高くなりがちです。だからといって、商品の原料となる一次産品の価格を低くみるということになっては、誰のための6次化なのかわからなくなります。要するに、コストや価格ではない場所で勝負しなければならないというわけです。

我々は【6次産業化の成功は「ブランド戦略」にあり!!】と考えています。

ブランドとは、端的に申し上げますと、【価格】に関わらず、[指名買い]される商品ことです。

そのために、6次産業化事業全体で、日々変動している消費者ニーズ、バイヤーのニーズをタイムリーに捉え、強みを発揮できる商品を創り上げていく「ブランド戦略」こそが、成功の鍵と考えています。

「ブランド戦略」の手法(戦術)は様々です。商品や地域の特徴、関わられるメンバーやプレイヤーの方の特性を考慮した上で進めなければなりません。ワンパターンの手法は、成功率は高くありません。

株式会社生産者直売のれん会は、日本全国で、地域に合わせた【価格】ではなく【価値】でされるような【ブランド】を作るご支援を行っております。