鹿児島県霧島市
事業の背景 と 目標
鹿児島県は荒茶の生産量が静岡に次いで全国2位の産地ながら、その多くは他産地のブレンド用として県外へ多く流通しており、「知覧茶」以外まだその名を他県で認知させるまでには至らない状況にあります。産地の活性化を目指すJAかごしま茶業様は「お茶どころ鹿児島」の認知度向上の為の施策を模索されており、「かごしま茶」のブランド化に向けた取り組みをご支援することになりました。
1st STEP – 戦略立案
商品戦略
関係者がブランドに愛情を持ちやすいよう地域を細分化し、多くの観光客が降り立つ「鹿児島空港」を擁し年間600万人の観光客数が訪れる霧島市への特化を決定。
鹿児島茶の認知度向上を図るために「“お茶”を美味しく飲むための商品」、「“お茶”との触れ合いを増す商品」の商品開発基軸を設定。
販売戦略
メインターゲットとする「県外からの観光客」との接点として観光施設(ホテル、農産物直売所、道の駅、お土産店)に販売場所を絞り、「かごしま茶売り場」として、茶葉と加工品を組み合わせた売場企画を策定。
2nd STEP – 商品企画開発
第一弾の商品として幅広く取り扱いを広げるために、常温で賞味期限が長く、多くの観光客が買いやすい価格帯で、お茶の和風のイメージが生かせるお菓子としてお茶を使った「金平糖」を開発しました。地元の商業高校の高校生の授業とタイアップし、最終的な味の決定とパッケージデザインの素案に参加していただき、商品化へ参画していただきました。
3rd STEP – 販路展開
策定した販売戦略に従い、お茶の一大産地であると共に空港があり鹿児島県の玄関口でもある霧島市にて販売をスタート。まず最初に鹿児島空港内、加えて霧島市内の観光施設への展開を進め「かごしま茶」のPRを推進しています。