千葉県 山武市
事業の背景 と 目標
観光いちご農園がズラリと並ぶ千葉県山武市を苺狩り客で賑わう3月に東日本大震災が襲い年間約30万人が訪れるシーズンにも関わらず苺狩り客の姿は激減しました。廃棄処分の危機にあった苺は冷凍保存されたものの行き場がなく弊社へ原材料供給のご相談を受けましたが、弊社からは「この冷凍保存された苺を活用し【看板土産】商品を創り観光客の皆様にお土産としてそれぞれの地元で【山武いちご】を宣伝いただこう!」という企画を立ち上げました。「目標」は震災前の観光苺狩り客数30万人を超えることと設定しました。
1st STEP – 戦略立案
商品戦略
冷凍保存された【山武いちご】を活用して苺狩り客が近所へお土産で配布し易い「土産商品」を開発。また夏に九十九里浜の海に訪れる観光客へ【山武いちご】をアピールし、翌冬~春にもう一度山武市へ苺狩りに訪れていただくことを目的に夏用商品として「ジェラート」を開発。
販売戦略
【山武いちご】の応援団となり得る苺狩り客が立ち寄る道の駅やJAの直売所、何より「観光いちご農園」への販路展開を徹底し市中の拠点を網羅する。一方で大きな潜在顧客となり得る夏の海水浴客が立ち寄るような施設で「ジェラート」を提供できる拠点を展開する。
2nd STEP – 商品企画開発
2011年より商品を投下し、その後も毎年新商品の投下を続けながら地域の力を結集する為に新商品投下のタイミングでセレモニーを開催。
3rd STEP – 販路展開
苺狩り農園を中心に道の駅や海水浴客の集まる観光施設へ展開。2014年には『ひるおび』や『ヒルナンデス!』のTV露出効果もあり遂に震災前の苺狩り客30万人を超え、34万人に到達しました。